トミーメーセーのRich&Famous

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このような人物になりたい! 理想の人物像とは何かを示す格言3選

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理想の人物像とは何か。

人は昔から、理想の君子論を説いてきました。

人生は長いですが、時には辛いことも多々あるかと思います。

落ち込んでいるとき、自分を見失っているときは、昔の人が提唱した格言を読むと、幾分心の整理ができます。

今回は、読むとやる気がでそうな、おすすめの格言を3つ紹介します。

 

 

 

 

 

 

(1) 男子三日合わざれば刮目(かつもく)してみよ

日々、精進している人というのは、三日もあれば、驚くほど成長しているものだという意味です。

三国志の時代、呉の国に、呂蒙という勇猛な武将がいました。 
呂蒙はその勇猛さで、魏や蜀にもその名が響いていました。武力の方は申し分ありませんでしたが、その一方で呂蒙は無学でした。

そのため、君主の孫権が、少しは学問を学び、知識の幅を広げるよう呂蒙に諭しました。 一旦は時間がないからという理由で断っていますが、孫権からは、「私も忙しいが何とか勉強できている。だからお前もやれ。」と言われ、呂蒙はしぶしぶ了承しますが、主君の期待に応えるため、猛勉強を始めます。

それから時が流れて、呉の国有数の知将魯粛が、たまたま近くまで通りかかった際に、ついでに呂蒙の元を訪ねましたが、その時、呂蒙の変貌ぶりに大変驚いたそうです。呂蒙は学問に励み、文武両道の立派な武将になっていたのです。それは、魯粛にも軍略について的確なアドバイスを提言できるほどだったとのこと。
無学な呂蒙しか知らない魯粛は「いつまでも、あの蒙ちゃんと言う訳ではないなぁ」と言ったところ、呂蒙は、「士別れて三日なれば刮目して相待すべし。」と言い、それがこの格言の言葉の由来です。

 

人というのは、変わろうと思えば、簡単に変われるものなのかもしれませんね。

 

(2) 桃李(とうり)言(ものい)わざれども下自(したおの)ずから蹊(みち)を成(な)す

 桃の樹は、美しい花を咲かせ、美味な実をつけます。なので、なにも言わなくても人が集まってきて、その下には自然に道が出来上がります。これと同じように、徳のある人物のもとには、黙っていても人々が慕い寄ってくるという意味です。

 

その昔、中国の漢の時代、李広(りこう)という武将がいました。口数の少ない人物だったのですが、部下に対する思いやりはとても深かったようです。例えば、行軍の際、飢えと渇きに苦しんでいるとき、たまたま泉を発見しても、部下が全員飲み終わるまでは、自分は決して飲まず、食糧も部下に行き渡らないうちは、手を付けることがなかったのだとか。そのため、部下たちはみな、李広の指揮下にいることを望みました。

 

理想の上司像の一つの形でもありますが、ただ単に仕事が優秀なだけではなく、こういった内面の性格の良さに、部下は惹かれるのでしょうね。

 

(3) みずからかえりみて縮(なお)ければ、千万人といえどもわれ往(ゆ)かん

真の勇気とは何か。

それは、自らが正しいと確信していることであれば、たとえ千万人が反対してもわが道を行くことである。元は孔子の言葉です。

わが身を反省して、やましいことがあれば、取るに足らない相手に対してもひるんでしまうものです。しかし、みずから正しいと確信できれば、相手が千万人でもぶつかっていくべきである。それが本当の勇気である、と説いたものです。

 

自分の頭の中では正しいとわかっているのに、なかなか一歩を踏み出せないことというのは、結構多いですよね。たとえ、自分にとって手ごわい相手であっても、正しいことはどんどん主張していくべきでしょう。ですが、すぐに実践というのは、なかなか難しいですね。まさに大きな勇気が要ることです。

 

 

皆さんの好きな言葉は何ですか。

自分の向かう方向性を見失ったときは、著名人の名言や昔の格言を読み返すとよいかもしれませんね。