コロナ自粛の影響によりなかなかジムにも通えなくなってしまったので、家の中でも出来るようなエクササイズを行い、早4か月。
それなりに身体的な健康は維持しているつもりだ。
しかし最近、平日の午前中によく下痢を起こすようになったのだが、その原因は仕事の精神的ストレスが大きいと思われる。
ジムに通っておられる人たちの体つきを見ると、確かに健康的そうであるが、精神も意識的に鍛えている人って、一体どれぐらいいるのだろう?
身体を鍛えるのも健康維持には必要であるが、精神を鍛えるのも健康維持には欠かせないと思う。
現代の社会は、精神的ストレスの集合体みたいなものだ。
最近は私の周りで、本当に精神的ストレスが多くなった。
会議はやたらと多いし、人前でプレゼンする機会もたくさんある。
上司と部下とのコミュニケーションも欠かすことが出来ない。
外国人と英語で話す機会も増えてきた。
ユーザからのトラブル連絡が頻発し、残業も結構多い。
仕事の納期には常に追われている。
仕事で忙しいのはしょうがないと思う。これは誰でも一緒だ。
しかし、仕事が忙しいことを精神的ストレスとしてどの程度感じるかは、人それぞれだ。
つまり、同じぐらい仕事が忙しい人がいたとしても、それをストレスとして全く感じない人もいれば、髪の毛が抜けるぐらいの精神的負荷に感じる人もいるのだ。
過度の精神的ストレスが加わり続ければ、血圧や心拍数が上昇し、心臓や血管に慢性的な負担がかかる。腹痛や胃潰瘍に苛まれ、食事もろくに取ることが出来なくなる。夜も眠れず、アルツハイマー病の危険性も高まる。
精神の不健康は回り回って、身体の不健康にも繋がるわけだ。
これからは精神力についても、意識的にトレーニングしていくべきだと考えている。
むしろ、身体を鍛えること以上に、精神を鍛える必要がありそうだ。
どのようにして精神を鍛えるか?
私は自律訓練法を用いたいと思う。
自律訓練法は自分でできるし、短期間でも習得が可能だ。
スポーツ選手のメンタルトレーニングにも利用されている。
やり方はとても簡単。
(1) まずは楽な姿勢を取る。
ベッドに仰向けで寝そべっても良いし、リクライニングチェアに座った状態でも良い。
(2) 「気持ちが落ち着いている」と心の中で唱える。
ただ唱えるだけでなく、自分自身が本当に気持ちが落ち着いている状態になるようにする。焦らず、自然と気持ちが落ち着くようなイメージ。
(3) 「右腕が重たい」と心の中で唱える。
右腕が本当に重たいと感じるまで行う。無理に力を入れて重くしようとせず、自然と重たくなるようなイメージ。右腕が重たいと感じられるようになれば、次は左腕、右足、左足でもやってみる。
(4) 「右腕が温かい」と心の中で唱える。
右腕が本当に温かいと感じるまで行う。左腕、右足、左足でもやってみる。
ここまで実践できれば、かなり効果が期待でき、さらに訓練すれば精神をコントロールすることも可能となる。
(5) 精神がリラックスした状態から解放する。
自律訓練法により、精神がリラックスした状態のままだと、頭がぼーっとしたりするので、最期に消去動作を行う。
やり方は、両手をグーとパー交互に数回繰り返し、大きく身体を伸ばした後、深呼吸をする。
私は日頃から血圧が高く、結構緊張しやすいタイプなので、仮に1万人の前でプレゼンをすることになっても、心拍数1つ変わらないぐらいの強靭な精神力を目指したい。