トミーメーセーのRich&Famous

投資でセミリタイアを目指しつつ、日々の気になることを綴っていきます

課長はつらいよ!モンスター社員編

今年度で課長2年目となりました。

 

昨年度は色々なイベントや事件もあり、それでも何とか死に物狂いで頑張ってきました。

大変な1年でしたが、貴重な経験を積ませていただいたと思います。

 

さて、今週は各メンバーと、今年度の仕事についての目標設定面談を一人ずつ行いました。

皆とても優秀な方達ばかりで、面談も順調に進んでいきました。

ただ一人を除いては。。。

 

実は、私の部署には1名だけ問題社員がいるのです。

その人の名は、仮にAさんとしましょう。

 

Aさんは50代前半で、私よりも一回り年上のベテラン社員です。

我々の部署に転属されてきたのは1年と半年ほど前で、以前は開発部にいました。

正式に私がAさんの上司になったのは約半年前です。

 

ですので、Aさんと1対1での面談は、今回が初めてでした。

色々良くない噂のある方で、他のメンバーからは勤務態度の悪さなどについてクレーム報告も度々挙がっています。

実際、私もAさんに対し思うところがあり、多少気にするところはありました。

 

まあ、Aさんとの面談は一筋縄ではいかないだろうと覚悟はしていました。

面談を開始し、早速Aさんが設定した目標について説明してもらいます。

リモートでの面談ではなく、対面での面談だったので、相手の様子が観察できます。

 

まず気になったのは、声の小ささです。声に覇気が全くありません。

Aさんは元々声を張り上げて喋る人ではなかったのですが、この時は2メートルも距離が離れていないにも関わらず、ぼそぼそと喋り、何とか聞き取るのがやっとです。

 

そして、会話中に私と一切目を合わせようとしませんし、常にPCをいじりながら受け答えしています。

説明も、「ここに書かれている通りです」と一言だけ。

しばらく待っても喋ろうとしないので、

「えっ、もう終わり?」

と、その後私から補足説明を行ってもそれに対する反応はほぼ無く、せいぜい、

「私には難しいですねえ。この仕事はBさんでも出来るんじゃないですか」

と、他力本願な様子でやる気が全く感じられません。

それでも、「この仕事はAさんに任せたい。Bさんには他の仕事を任せている」と伝えるとまた無言。

この繰り返し。

 

その後、少し問答を行い、Aさんのことについて知ることが出来ました。

Aさんは、現状の仕事について全くやる気が無いとのこと。

そのようにはっきりと、課長である私に向かって明言していました。

本当かどうかは分かりませんが、以前部長から「Aさんの昇給は今後一切無い」と言われたそうで、それからやる気を無くしてしまったらしいです。

 

それでも、今仕事をしているのは、家族を養うためであり、それ以外の事は考えていませんとのこと。

ちなみに、家族の話をしているときの僅か数秒だけ、この時初めて私と目を合わせてくれました。

 

Aさんの言っている事とやっている事は矛盾しています。

過去に部長と何かあったのかは知りませんが、家族のためを思うのであれば、ここは腐らずにやる気を出して仕事をしてもらいたいものです。最悪、クビになると大切な家族を養うことが出来なくなるわけですから。

いやいや、もしかすると、自分は何をやってもクビにならないとでも思っているのでしょうか。

 

自意識過剰なところもあり、Aさんは誰よりもマネジメントに向いているという自負があるそうです。私どもの会社では、昨今のグローバル化に伴い、管理職にはそれなりの英語力が求められるのですが、マネジメント力があると言うAさんが管理職になれない理由として、英語が出来ないからというのはおかしいことだと考えているようです。

ちなみに、Aさんの英語力は絶望的で、TOEICのスコアは200点ほどです。

こんな点数取っている人、私の周りでなかなかいないですよ。

 

では、英語の勉強を頑張ってみてはと進めてみましたが、年齢がどうだの、この会社の昇進システムに問題があるだの、頑固で聞く耳を持たず、自分が成長しようとする意志を全く感じませんでした。

Aさんが管理職になってしまうと、さぞかし部下は大変な思いをすることでしょう。。

 

とまあ、こんな感じの面談だったわけです。

いやあ、久しぶりにカチンと頭に来ましたね。

まさか、Aさんがこんなモンスター社員だったとは。

 

曲がりなりにもAさんは私の部下です。

これまで何か問題があった度、私はAさんのためにフォローをして仲裁してきました。

部下を守るのは課長の務めですから。

 

Aさんはそんな人ではない、過去に起こした問題には何か理由があるはずだ。

仕事を任せれば必ず成果を出してくれるはずだ。

成果を出せば、私がAさんの昇進へのステップアップのため、背中を押してあげよう。最期までAさんの味方でいたいと本気で思っていました。

 

でも、流石に今回の面談でAさんへの愛想が尽きてしまいましたよ。。。

やはり、Aさんには何かやましいことがある。その疑惑は確信に変わりました。

 

Aさんはとてもプライドが高い人です。

恐らくですが、Aさんよりも一回り若い私に対し、Aさんなりの威厳やプレッシャーを与えてマウントを取りたいと思ったのでしょう。つまらない意地を張るために。

 

ですが、Aさんの目の前にいるのは、課長なのです。

それを忘れてこのような横柄な態度を取ってしまったAさんは、非常に軽率だったと言えるでしょう。

 

もうAさんには何も期待していませんし、やる気の無い人に仕事を任せる事も出来ません。

 

直属の上司である課長にも見限られてしまったAさんはどうなってしまうのか。。。

それについては、今後部長と相談します。

 

いっそのこと、Aさんとの面談中に、

「やる気が無いなら、お前なんかいらねえよ!すぐに辞めちまえ!」と怒鳴っても良かったぐらいでしたが、色々ハラスメントとか問題になりますから。

 

多分、Aさんをどこかの部署に飛ばすことになるのでしょうね。

ですが、私はAさんを解雇すべきと部長に伝えるつもりです。

本来であれば、課長自らが愛する部下の解雇を求めるなど、異例中の異例です。

それでも、あの面談は私にそれを決断させるには十分ショッキングな内容でした。

 

もはや、Aさんの所属先の問題ではないです。

そもそも、Aさん個人に問題があるので、次の配属先でもAさんの様な人がいるだけで、その組織は悪くなってしまうことでしょう。

腐ったリンゴの近くに新鮮なリンゴを置くと、そのリンゴも腐ってしまうように。

そうならないためにも、そのような人は情け容赦なく、すぐに排除すべきなのです。