先日、ONE OK ROCKのボーカルTakaと浅田舞さんが破局したとのニュースがあった。
私自身、ONE OK ROCKの大ファンで、CDは全て持っている。自家用車の音楽プレイヤーにも全曲入っており、長距離ドライブの際には随分お世話になっている。
私がONE OK ROCKを知ったのは「The Beginning」からであった。この曲を最初に聴いた時は、Takaの歌唱力はもちろんのこと、ネイティブかと思うほどの英語の発音の美しさに衝撃を覚えた。
日本のバンドで「やっと世界で通用するバンドが出てきたか」と感じたのだ。
それだけ大好きなバンドなので、2019年にリリースされたアルバム「Eye of the storm」の曲を聴いているとき、このアルバムに収録されている曲の歌詞にかなり奇妙さを感じた。
いずれも素晴らしい曲ではあるのだが、いつものONE OK ROCKであれば、社会に対する不満や、苦悩を抱える人への励ましが多いが、今回のアルバムは全体的に歌詞がやけに暗いというか消極的なのだ。
特に「let it go」というフレーズが全体的に多く使われていると私は感じた。「Letting Go」はもちろんのこと、「Can't wait」にも多く登場する。「let it go」は「ほっといてくれ」という感じに和訳されることが多い。
少なくとも、「Letting Go」や「Can't wait」は、恋人からあれこれ拘束されるのを嫌い、もっと自由にいさせてほしい、という男の恋愛観と失恋間近の気持ちを表現した曲だと私は感じ、これを聴いた時、浅田舞さんとの交際がもしかしたら上手く行ってないのかなと思ったのだ。
そう思って数か月過ごし、そしてこの破局のニュースが飛び込んできたわけだ。
「やっぱり・・・」
ミュージシャンは自分の気持ちを音楽で表現するという。
私の邪推かもしれないが、「Eye of the storm」のアルバム作成を行っているときには、既に2人の間にすれ違いが起きていたのだと思う。
別れ話は涙ながらに浅田舞さんからTakaに伝えたという。
だが、曲からは既に、Takaはこうなる覚悟を決めていた印象を受ける。
「なかなか2人の時間が取れなくてごめんね。でもこれが僕なんだ。だからもう行くよ。」