トミーメーセーのRich&Famous

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理想の上司とは?

理想の上司とは?

会社勤めをされている方は、一度は考えたことがある問いかと思います。頭の良い人、決断力のある人など、理想の上司像は各個人の年齢や職種でも考えが異なると思いますが、最近強く「理想の上司って一体どのような人?」と考えるようになりました。

 

上司には課長や部長、社長など色々ありますが、役職はこの際考慮せず、「このような人物に付いていきたい」と思える人を理想の上司として捉えます。

そもそも上司の役割は一体何か?

 

・マネージャー VS リーダー

最近は、上司の役割として、リーダーとマネージャーが別々で挙げられ、それぞれの役割は大きく異なるという話を研修などで耳にします。

それぞれの主な役割と概要は以下の通りです。

 

・マネージャー

部下の仕事や時間、モノの手配といった金銭面の承認などを管理する役割。

管理職とも呼ばれ、地位が高い。企業の上司と言えば、まずこのマネージャーを指す。

基本的に通常業務(プログラミングや直接的な営業など)はしない。

 

・リーダー

部下の先頭に立って皆を引っ張る存在。部署の中心的メンバー。通常業務がメインであるが、場合によっては人の管理もこなす。管理職=リーダーとは限らない。

 

私の会社では、マネージャーとは昇進して管理職になられた方で、年齢は40代そこそこ、リーダーは30代の新進気鋭の若手が担っていることが多いようです。

普段の業務では、マネージャーに対して仕事のことで相談してもあいまいな返事しか返ってこず、リーダーに聞いた方が良い場合がほとんどです。はっきり言って、マネージャーに徹している人に付いていきたいとは微塵にも思いません。上司たるもの、やはりリーダーであって欲しいと私は考えます。

 

・私の考える理想のリーダー

現在私が考える理想のリーダー像は、小説「海賊と呼ばれた男」の主人公である、國岡鐵造さんです。映画化もされ、V6の岡田准一さんが主役を演じられています。

國岡鐵造さんは、出光興産の創業者である、出光佐三さんがモデルであり、話の内容は実話を元に作られているとのことです。出光佐三さんは、石油の海運業で海を暴れまわったことから、「海賊」と呼ばれていたそうです。

海外出張の際に乗った飛行機で、たまたまこの映画を鑑賞したのですが、戦前と戦後の激動の中、素早い機転と決断力で数々の苦難を脱していく様子や、店員達とは家族のように接する姿勢、情熱的な態度で店員を鼓舞する姿勢に感動し、店員達も鐵造さんを店主と慕い、お互いとても信頼しあっている姿はとても印象的でした。映画を見終わった後、是非日本中の上司の方達にも、この映画を見て欲しいと思いました。

 

リーダーは、その時その時で引き出す能力をコントロールする必要があると思います。能力には、普段の業務内容以外に、冷静さ、決断力、プレゼン力、洞察力、コミュニケーション力などもありますが、私が注目したいのは「喜怒哀楽の豊かさ」という能力です。時には部下を叱る機会、部下を鼓舞する機会もあるかと思いますが、冷静に叱られても心に響きません。冷静に鼓舞されても心に響きません。必要な時、部下にちゃんと叱れるというのは、リーダーに必要な能力だと思います。私なら、常に冷静な上司よりも、仕事にも部下にも情熱的な國岡鐵造さんの様なリーダーに付いていきたいと思いましたし、自分もこのような人物になりたいとも思いました。

今の時代、冷静な上司はたくさんいますが、喜怒哀楽の豊かな上司はあまりいないのではないでしょうか。