このブログを運用してから2年以上経過し、これまで私が経験した多くの苦労話もブログ内で語らせてもらった。
しかし、これらの苦労話もあくまで私が経験してそう感じただけであって、他のブロガーさんのブログを見たりすると、私の悩みなんてちっぽけなものなのだなと感じる。
先日、私が勤めている会社の3年先輩の方の預金残高を確認する機会が偶然あった。
会社で支払うべき経費を自分の口座で建て替えたらしく、その精算の仕方が分からないということなので、相談に乗った時だった。
この方のゆうちょ銀行には約3500万円の残高があった。
世間一般的には、この歳で3500万円は相当な貯蓄額だ。
だがおそらく、この方は投資などしていないのだと思う。投資をしているのであれば、3500万円もの大金をゆうちょ銀行に放置するはずがないからだ。
お金は持っていたとしても、投資をしているとは限らない。
まだ投資は一部の人にしか行われていないのだろうなと感じる。
一方、私は入社3年目から投資を始め、色々紆余曲折はあったものの、金融資産が5000万円を突破している。
投資を行うにはそれなりの動機や資金が必要になるが、特に資金面においては、入社時に奨学金の返済があるか無いかで、用意できる金額も異なる。
つまり、家庭環境でスタートラインが異なるのだ。
同期では、未だに奨学金を返済しきれない人もいる。
私の場合、学費は全て親に払ってもらった。決して裕福とは言えないが、中流の慎ましい家庭環境であり、私の勉学を精一杯サポートしていただいた両親には大変感謝しているし、今の自分があり、こうして会社員として働いているのも両親のお陰である。
コロナ禍で失業した人が大勢いる中で、私は今も会社で忙しく働いているわけであるが、このような世の中でも会社の業績は悪くなく、仕事は増える一方で、リストラというよりはむしろ人を積極的に雇っている状況だ。
仕事は忙しいが、決してブラックでもないのだ。
何人かの先輩を差し置いて、それなりに出世もしているし、今は1部署のリーダーを任されている。
日本では、年収300万円はサラリーマンの平均年収を下回るが、世界規模で言えば、年収300万円は上位2%以内に相当し、十分リッチであるという。
仕事を失い、明日生活するお金も無い状況の人が多い世の中で、私はというと、ホワイト企業に勤め、毎月安定した給料を貰い続け、金融資産は5000万円を超え、投資による副収入もある。
他の人に比べ、こんなに恵まれた状況にも関わらず、やれ会社を辞めたいだの、やれセミリタイアだのと言うのは、私の場合、ただの温室育ちの戯れ言ではないかという気がしてきた。
自分の立場を鑑みて、少し反省すべき内容もあったように思う。
だが、それでもやはり将来の有事に備えるべきであるという考えに変わりはない。
自分が恵まれていると思う一方で、現状、精神的に少し追い詰められた状況ではあるため、健康面でどうなるか分からない。
今後も、もし会社の収入が無くなっても生活できる様、貯蓄に投資に頑張るつもりだ。