トミーメーセーのRich&Famous

投資でセミリタイアを目指しつつ、日々の気になることを綴っていきます

本当の性格が出るのは追い込まれた時

あの人はとても優しい、あの男性はとても親切だ。。。

皆さんの周りには、普段からとても優しくて親切な方はたくさんいらっしゃると思います。しかし、その性格はその人本来の性格なのでしょうか。

それを確かめる術は、その人を極限状態にまで追い込むことです。

 

人間の性格について、「おやっ?」と疑問を持ち始めたのは、社会人として働き始めて数年後のことでした。

 

職場の先輩で、普段はとてもフレンドリーで親切な方がいらっしゃいます。

私の職場では、普段の仕事以外にも、保健係や情報係など、職場全体を支えるために必要な係が存在します。(学校で言う、図書委員など)

私もその時は何らかの係を担当しており、次期の担当者をその先輩に任せようとしたことがありましたが、「なぜ私?他の奴を選べばいいじゃないか。」とその方に怒られたことがあります。その時はショックと同時に、「この人ってこんな人だったんだ」とあっけに取られたことを覚えています。多分その方は、普段の仕事で忙しいため、仕事以外のボランティア?はどうしてもやりたくなかったのでしょう。

 

おそらく、普段の性格というのは、心に余裕がある場合のものではないでしょうか。「お金持ちは喧嘩をしない」とも言われます。時間的余裕、金銭的余裕、精神的余裕など、余裕があれば誰でも大抵は親切になれます。

ですが、極限状態に追い込まれると、人の性格は大きく2つに分かれるでしょう。「普段と性格が変わらない人」と「性格を取り乱してしまう人」です。性格を取り乱してしまう人は、残念ながら、それが本来の性格なのでしょう。

 

もし、極度の飢餓状態に追い込まれたにもかかわらず、手元にある食べ物を他人に差し上げることが出来る方というのは、本当に優しい方なのだと思います。極度のパニック状況にもかかわらず、冷静に判断を下せる方は、本当に冷静な方なのだと思います。

仕事をしていると、ある意味で様々な極限状態に追い込まれてしまいます。納期が差し迫っていることによる時間的極限状態、多残業による肉体的疲労や精神的疲労といった数々。そのような状況で、試しにその方に何かお願い事などをしてみて、どのような反応が返ってくるか試してみてください。

 

なお、性格は普段の生活で鍛えることもできると思います。例えば仕事中は、適度に肉体的・精神的な負荷状態に追い込まれると思いますので、その際に、「どんなに忙しくて大変でも冷静でいること」、を心掛けるだけで、大分人間として成長できるのではないでしょうか。