私がサイドビジネスとして投資を始めたのは2008年からですが、それから10年間、私が投資をしていることを勤め先の人に言ったことはありません。
私が投資をしていること自体、会社の仕事には何の関係もなく、言っても何のメリットもないだろうということもありますが、本来の仕事以外の事でお金を稼いでいるということを、会社の中では毛嫌いしている人が多いように思ったからです。
「アベノミクスで500万円儲けた」
と会社の人に伝えたとしても、ただの自慢話と捉えられるだけでしょう。会社には、まじめな方や年上で頑固な方も多いでしょうし、既婚者でお子さんがいらっしゃる方には投資するお金すらないという場合もありますので、そのような方達からうざく思われるのがオチです。
また、私が会社の人を完全に信用していないということもあります。例えば、同期の人に内緒話として打ち明けたとして、それが回りに回って私の直属の上司の耳に入らないとも限りません。人の口に戸は立てられないのです。
妙な噂がたってしまいますと、やはりこれから先何年も過ごす職場ですので、居心地が悪くなってしまうのは避けるべきかと思います。
最近はサイドビジネスを認める会社が増えてきたと聞きますが、そのような会社においても、あまりサイドビジネスの内容を言いふらすのはいかがなものでしょうか。お堅い日本ではまだまだ受け入れ難いように感じますし、もしかすると、「こいつは将来セミリタイアをしようとしている」と勘づかれ、上層部からマークされる恐れもあります。
将来セミリタイアする意思を早い段階で上司に知られると、後々厄介なことになりかねません。私が上司であれば、そのような部下に責任ある仕事を与えたり、育てようとしたりは思わないでしょう。
どうしても誰かにしゃべりたいのであれば、社外の信頼できる親友ぐらいに留めておくべきでしょう。
もし、私がサイドビジネスやセミリタイアのことを会社の人に打ち明けるとすれば、それは私が退職を決意し、上司に具体的な退職日を伝えた時です。その時までは、会社に対しては従順なふりをして、とりあえずは目の前の仕事に励みつつも、来るべきその時に向けて着々と準備を進めていこうと思います。
