トミーメーセーのRich&Famous

投資でセミリタイアを目指しつつ、日々の気になることを綴っていきます

飛行機のエコノミークラスでの過ごし方でその人の品格が分かる ~ストレスが生み出すトラブルの数々~

トミーメーセーです。

 

先日まで海外出張に行っていました。

会社の出張なので、当然飛行機の座席はエコノミークラス一択です。

 

エコノミークラスは、短い時間であればそれほど苦にはならないのですが、長時間座っているとかなりの苦痛を伴います。

私はこれまで欧州や米国東海岸といった、飛行時間10時間以上かかる距離を何度も何度も往復してきましたが、それでも全く慣れることができません。

ネックピローなどの快眠グッズも持っているのですが、効果は薄いですね。

 

エコノミークラスの何が辛いかと言えば、やはりあの狭さでしょう。

座席に座れば、膝が前の座席のシートに当たってしまうぐらいです。私の場合、それほど背の高い方ではないのでまだマシですが、脚の長い外国人には窮屈でたまらないことでしょう。

 

そして第二に、背もたれを倒せる角度があまりなく、ほぼ直角の状態で乗客は寝なければならないのです。そんな状態で安眠など出来るはずはありません。

 

そして第三に、もし自分の座席の近くにマナーの悪い乗客がいた場合に、大変なストレスを被ることになってしまいます。

マナーの悪い乗客に当たるなんてそんなにないだろうと思われるかもしれませんが、これが意外と多いことなんです。

 

座席の広いビジネスクラスでは問題ないと思いますが、エコノミークラスはその座席の狭さから、ストレス発生装置のようなものです。

強いストレスが加わると、人は理性を失い、本能に従って行動する傾向があります。

ストレスに耐性がある人は、かなり教養のある人か、心が寛大な人、品格の高い人だと思いますが、そのような人は世界レベルでいえば残念ながらわずかしか存在しません。

 

今回の海外出張で、私が遭遇してしまった迷惑行為の一例についてご紹介したいと思います。

 

まず往路の飛行機でのことでした。

乗車して5時間ぐらい経過したあたり、寝ている私のひじに突然何か違和感を感じました。

私は通路側の座席であり、右側が通路側でしたが、違和感を感じたのは右ひじです。

 

眠い眼をこすりながら状況を確認してみると、誰かの足が私のひじ掛けの上に乗っているではありませんか。

どうやら、私の後ろの座席の人が、足を私のひじ掛けの上に勝手に乗せているのです。

相手は足が疲れたからそのようにしていると思いますが、やられている私の身にもなってほしいものです。

 

一度トイレのために席を立ち、席に戻る際に相手の顔を確認したところ、相手は東アジア系の外国人とされ、かなりのジジイでした。

 

皆さん、ベスト・キッドという映画はご存知でしょうか?

そのベスト・キッドにはミヤギという白髪の老人が出てくるのですが、それにそっくりなジジイだったんですよ。

 

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私も海外出張初日にしてトラブルに巻き込まれるのは御免でしたし、他にも仕事のことで考えたいことはいっぱいありましたので、このまましばらく我慢したら止めてくれるかと期待していましたが、全くそんなことはありませんでした。

結局、この状態でジジイの汚い足の体温を服の上から感じながら、4時間ぐらい我慢しましたが、一向に止めてくれなかったので、一念発起してトラブル覚悟で思いっきりジジイの足にヒジ打ちを喰らわたところ、それ以降はやってこなくなりました。

 

今回はトラブル無く、何とか自分の国の領土を守ったことに成功しましたが、ストレス過多の相手は本当に何をしてくるか分かりません。時には勇気を持って戦うことも必要ですが、どうしてもという方は、CAさんに迷惑なので止めてもらう様、相手に伝えてもらうのもアリでしょう。

 

往路でこのようなことがあったため、帰路では流石にもうないだろうと思っていましたが、私の考えは甘かったようです。

 

帰路の飛行機は平日運航だったため、若干座席には余裕がありました。

「これだけ席が空いていれば・・・」

私の座席は、通路に挟まれた4人掛けの座席の左通路側でした。

自分の座席に座って少しオヤッと思ったのは、右通路側の座席で何やら揉めている声が聞こえたからです。揉めているのは日本人と、またもや東アジア系の外国人でした。

話を聞いていると、日本人の方が座るはずだった指定座席に既に東アジア系の外国人のオヤジが座っており、自分の座席番号と相手の座席番号を確認しているようでした。

 

結局、日本人の方の座席で合っていましたが、その外国人は本来は全く異なる座席であり、通路側の座席に移りたかったらしく、誰もいないと思ってそこに座っていたのだということでした。

 本来なら日本人の方が自分の席に座り、その外国人は諦めて自分の元の座席に戻るのが正解です。しかし、何故かその外国人はその日本人の隣の座席に座ってしまったんですね~。

 

そうなると座席の配置はこうなります。

通路ー私ー空席ー外国人ー日本人ー通路

 

「お前、通路側空いてなかったんだから戻れよ、自分の元の座席に!!(怒)」

と、私は心の中で叫んでいました。

不幸中の幸いとして、私の隣は空席でしたが、こんな奴が近くにいてこの先不安です。

 

「こいつ、絶対に何かやらかすだろ~(泣)」

離陸して数時間後、私の嫌な予感は的中してしまうのです。

 

この外国人のマナーも悪いこと悪いこと。

こいつもやっぱり足を前の座席のひじ掛けに置くし、

「何、最近足をひじ掛けに置くの流行ってんの?(怒)」

 

しかもこのオヤジ、隣が空席なのを良いことに、2つの座席を占拠して寝るんですよ。

日本人側の座席のひじ掛けを枕にし、足をこちらに向けて寝るんです。足は当然私の太ももに触れてしまっています。

寝る向きはその時々で変え、私の座席のひじ掛けを勝手に枕にして寝ていたことも何度かありました。その頭の邪魔なこと邪魔なこと。

向こうの日本人の方もかなり迷惑そうでしたね。

結局このオヤジはずっとこんな感じで、10時間以上のフライト中、私は余計なストレスを被ってしまったのでした。

他にも食事中に、ちゅぱちゅぱと食べる音がとてもうるさいなど、気になる点はまだありましたが、それぐらいは全然目をつぶりますよ、全然。

 

エコノミークラスの座席に長時間座ると、このようにストレスが加わり、人間の普段はあまり見せない一面を垣間見ることが出来ます。

このオヤジも普段はとても良い人なのかもしれません。

ですが、ストレスが少しでも加わると、他人に迷惑を掛けてでも自分が楽をしたいと考えてしまう人なのだということが分かります。

 

人は余裕があれば、誰でも優しいものです。

問題は、ストレスが加わった時にどう行動するか。 

ストレスが加わっても平静と変わらず優しい人は、とても品格の高い人なのだと思います。あなたのパートナーはどうですか?

 

最後に、このようなトラブルから身を守るには、自分が寛大な心を持つか、ビジネスクラスに乗車するしかありません。

もし、あなたが新婚旅行などで海外に行く場合、せっかくこれから楽しい思い出を作ろうとしているのにもかかわらず、このようなトラブルに遭遇してしまったら、どう思われるでしょうか。

 

少しくらいお金が掛かってもいいじゃありませんか。ビジネスクラスに乗って下さい。お金とは、こういう時に使うものです。