新年度になり報告することが1つあります。
2021年度の4月から課長に昇進となりました。
今の気持ちと率直な意見について述べさせていただきます。
(1) 感動は無いが管理職として意識することはあった
3月上旬ごろに上司に突然呼ばれ、何だろうと会議室に行ってみると、
「おめでとう。4月から課長昇進が決まりました。」
と伝えられました。
言われたときは、全く実感が湧きませんでしたし、「どうせ給料はほぼ変わらずで、仕事や責任が増えるだけなんでしょ」、と心の中で思っていましたが、表面上では、
「ありがとうございます」
と当たり障りのない感じで受け答えしておきました。
それから案の定仕事が忙しくなり、4月のキックオフ資料の作成や、各メンバーの役割や仕事などを決める会議に出席し、関係者と内容を詰めていきました。
晴れて4月となり、以前と変わらぬ感じで仕事をしていたのですが、課長になりますと部下の勤怠管理もしなければなりません。
課長は部下の勤怠システムにアクセスすることが出来るのですが、承認のため部下の勤怠を確認しているときに初めて、「ああ、課長になったんだなあ」と少し管理職になった自分を意識しました。
これから名刺も作り直す予定ですが、「課長」と記載された自分の名刺を見た時、また思うところがあるかもしれませんね。
(2) 上司は大変なんだと実感
「親の苦労、子知らず」という言葉があります。
親の苦労というのは、実際に親になってみて初めて分かるものです。
同じように、「上司の苦労、部下知らず」とも言えそうです。
平社員だったときは、
「こんなに面倒な仕事を押し付けやがって。部下に仕事を任せるだけで上司は楽そうだなあ。結局上司は何もしていないんじゃないか?」
と良く思ったものです。
しかしそのようなことは全く無く、上司の仕事は非常に多岐に及ぶことが分かりました。
・進捗会議への出席が多い(海外含む)
・部署のルール作成・改訂
・部署の予算承認と管理
・部下の勤怠管理、残業管理
・部下のトレーニング
・部下とのコミュニケーションと信頼関係の構築
・部下の実力と今後の成長を考えた仕事配分
・部下の出張や休暇で不在時の仕事カバー、時には雑用も
・部下からの疑問や質問には無視せず的確なアドバイスを与える
など
部署がトラブルを抱えこまない様、これらの業務を日々こなしながら、部下に任せられそうにない複数の重要テーマの仕事については、自分自身で進める必要もあります。
この様な苦労は、実際に上司になってみないと分からないものですね。
(3) 早期セミリタイアで仕事が辞めづらくなった
将来、私が最も懸念していることかもしれません。
課長になった手前、突然仕事を辞めるということが言いづらくなりました。
仕事を辞める際、やはり部下の顔がちらついてしまいます。
私が辞めたら、皆ちゃんとやっていけるだろうか、私の代わりに配属された上司とは上手くコミュニケーション取れるだろうか、などと考えてしまいそうです。
私はこれまで、会社で投資やセミリタイアの話題を出したことは一度もありません。
このような話を会社でするべきではないと思いますし、普段から「投資でこれだけ稼ぐことが出来た。これでセミリタイア出来る。数年後セミリタイアしたい」などと吹聴していたら、近い将来会社を辞めるかもしれない私を課長になどしなかったでしょう。
それでもまあ、これまでと関係ない部署に急に異動させられることもありますし、ここぞというタイミングはあると思います。
いつでもセミリタイアが出来る様、準備をしておくに越したことはありません。
今年度からさらに忙しくなりそうな予感しかしませんが、これもまた人生の貴重な経験の1つだと思いますので、精一杯サラリーマン生活を楽しみたいと思います。